【樹塾の小学生英語について】

小中学生英語の大きな変化

 2020年4月から小学5・6年生で英語が正式教科として、3・4年生で活動として必修化され、小学生英語を起点とした英語教育改革が始まりました。

 小学校における変化として、英語の学習時間が大幅に増えたことが挙げられます。3・4年生から英語学習が始まるため、英語に関わる時間は70単位時間だったところが210単位時間に激増しました。学習量も増え、小学生で600~700語程度の英単語を習得するという目標も設定されています。

 そして、中学以降の英語学習でも大きな変化がありました。2021年度から中学生の教科書が新しくなり、全学年で英語が難しくなりました。これは、小学校で習ったものは「分かっている」前提で教科書が作られているためです。さらに高校からいくつか文法が下りてきたため、各学年で学習する文法も増えました。

 ここで問題となるのは、小学校の英語学習が「聞く・話す」中心で、書く練習が学校ではほとんどないということです。小学校で覚えておくべき英単語に関しても、しっかり覚えたか、正しく書くことができるかの確認もほぼありません。にもかかわらず、中学入学後は大半がペーパーテストとなり、正しく英語が書けなければ得点になりません。

英語は積み重ねの教科なので、一度つまずいたり苦手を感じたりすると挽回することが難しくなってしまいます。英語は中学生になってから…と言えない状況になってきてしまいました。

そこで、樹塾は「書くこと」を重視して小学生の英語に取り組んでいます。

・中学英語の先取り指導

中学生用の英語問題集を使って、書くことに重点を置き、中学校以降のテストで困らないことを目標に授業を行います。ノートの取り方、英文の書き方、単語の覚え方などを中学生になる前に身につけておくことで、英語に苦手意識をもたず得意な状態で中学校生活をスタートできます。周りに差をつけ、自信につながります。

・学校の教科書に合わせた指導

小学校での英語の成績が心配だという場合は、学校の教科書に合わせた問題集を使用します。学校の授業で不足しがちな「読む・書く」練習を中心に授業を行い、英語への理解を深めます。よくわからない状態で「聞く・話す」練習をするよりも、しっかり理解した状態で「聞く・話す」練習に取り組む方が学校の授業もより効果的に受けられるようになります。

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