【学校説明会】聖霊中学・高校へ行ってきました

聖霊 新校舎

個別指導の樹塾です。

5/20に聖霊中学・高校の”塾向け”説明会がありましたので、参加してきました!
お話しの中でHPにも記載されている一部情報をお伝えします!

昨年はコロナの影響で説明会自体が開催されていませんでしたが、個人的には一昨年に続いて連続の参加となっています(^-^)

昨年、新校舎に移転されており、今回初めて拝見させて頂きました。

・・・う~ん、広い。というか、”広大”笑

駐車場から歩いて会場まで行ったんですが、中々の階段です。
途中、案内の方に”後、300mぐらいありますので!”と励まされてなんとか会場まで辿り着きました(大げさ)

広大な敷地に緑が溢れています。
生命と触れ合いながら生活をする、というお考えをもっており、なるほどと思わせる環境ですね。
生憎、当日は小雨がぱらついていましたが、晴れた日はとても清々しく感じると思います。眺望も良いですね。

聖霊といえば、やはりVAP入試ですね。
耳慣れない言葉ですが、下記の略語です。

We value admission policy above everything else.
- 何よりもアドミッション・ポリシーを重視します -
(学校HPより)

VAP入試を始めて7年ということでした。
一昨年の時点ではVAP入試説明会に多くの方が訪れたとの話もあり、かなり浸透してきていますよね。


学力試験的にはいわゆる”中受”内容ではなく、公立小学校で習う内容の問題が課されます。
ただ、入試名に冠している通り、「本校を第一志望(専願)とし、本校に入学してぜひがんばりたいという強い意志のある児童に出願していただき、その適性に重点を置いて選考する入試」ということですね。

ちなみに、下記の3点を重視する、ということでした。

1.人の話を”聴く”ことができる。(漢字は”聞く”じゃなくて”聴く”ですよ!とおっしゃってました)
2.自分で物事を考えることができる。
3.自分で考えた事を表現できる

上記3点を”リフレクション力”とおっしゃっていました。直訳すると”内省”ですね。
学校のHPにこの”リフレクション力”のための試験が紹介されています。
VAP入試をご検討の方は一度ご覧(お聴き?)頂くと良いかと思います。

簡単に紹介すると、谷川俊太郎さんの「ともだち」という5分程の詩の朗読が流され、下記3つの質問がなされます。

1.詩の中で心に残った言葉を書きましょう。
2.1について、なぜその言葉が心に残ったのかを書きましょう。
3.今までに友達を助けたこと、助けられた経験がある場合、書きましょう。なければ、本当の友達とはどんなものか、考えて書きましょう

説明会でおっしゃっていた3点と対照して頂ければ学校の考え方が良くお分かりになるかと思います。

一般的な私立中学受験とはかなり趣を異にする試験だと思います。
しかし、大学入試を考えると、意外とそうでもないんですよね。
細かくはふれませんが、大学入試改革・2020年度~2022年度の学習指導要領改訂を見据えてのVAP入試の立ち上げだったそうです。

大学入試の話が出たので、聖霊高校の話へ。

”進学校”ではなく”進路校”。これを強調されていました。
いい学校(=”偏差値の高い”)への進学を目指すのでなく、それこそ”リフレクション=内省”の力を伸ばし、じっくりと進路について考えてもらい、進路決定を行い、またその実現を支援していく。
”進路校”とはそんな意味だと個人的には解釈しました。

実際の進路についてはHPでも公開されておりますので、ご覧いただけると良いかと思います。
南山学園の系列校なのは周知の通りで、進路としてもやはり南山大学が圧倒的に多いですね。
指定校推薦の枠は毎年余るとのことで、これは以前からのお話しですね。
指定校だけでなく、一般受験の生徒さんも含まれるとのことです。

昨年度に関して大きな変化は上智大学への進学数が増えたことだと思います。
これは、入試改革に伴い”学校推薦型選抜”という新しい括りができたためということです。
※”学校推薦型”とは従来の”公募推薦”と”指定校推薦”を一括りにしたものです。

高校から大学側へ推薦できる生徒数が増えたため、それまでの4,5名から2021年度は14名となっています。(2021年度の14名には合格者数でいくと13名ということです)
先生方も受験者数が増えたため、小論文や面接指導がとても大変だったとおっしゃっていました💦

全体として、大学入試制度の変更を見据えた学校改革の先陣を切ってきた学校であるため、時代の変化を強く感じる説明会でした。

公開できるものは全て公開していくとおっしゃいた通り、HP上の情報は充実していますので、ご興味の方はHPをご覧いただくと良いと思います。(リンクは配慮して敢えて付けません)

ご覧の方に何かお役に立てたら、と存じます。

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