【令和7年度(2026年度)共通テストについて④】

 今回は、新科目となる情報およびその他の科目についてです。

 令和7年度(2026年度)の共通テストから新たに「情報I」という科目が出題されます。国立大学の入試は今まで5教科7科目だったのが、6教科8科目になります。これは、純粋に受験生の負担増になります。また、この年が初めての出題となるため、過去問もなく、参考書や問題集も少ない状態での受験になります。各高校の担当教員も手探りの状態になると思われるので、学校ごとの格差も大きくなるかもしれません。このような状況から、原則採用するようにという国立大学協会の決定にも関わらず、北海道大学と徳島大学では初年度の配点をしないと発表しています。また、公立大学協会は各大学に対応を任せるとのことなので、ある程度は「情報I」を使わずに受験する道も残されるかもしれません。ただし、将来的には必須になる流れかと思われます。

 他にも、国語の時間変更(80分→90分)および配点変更(現代文2問100点、古文1問50点漢文1問50点→現代文3問110点、古文1問45点漢文1問45点)が変化として挙げられます。英語と理科は現行からさほど大きな変化はないようです。

 ざっと変更点を挙げてきましたが、より詳しい情報は大学入試センターなどのサイトで調べることができます。また、試作問題も公表されていますので、新課程での共通テストを受験する予定の方は一度目を通しておくことをお勧めします。

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